こんにちは明俊です。
先月は 朝ドラ「あんぱん」放送開始記念で高知のパンの話題でしたが
今回はその「あんぱん」の中で高知の方言(土佐弁)がたくさん出て、
コアな朝ドラファンの中には土佐弁に染まっている方も多いと聞いています。
そのまえから四国に染まっている私の土佐弁の馴れ初めは
「たっすいがーはいかん」でした。
奥深い土佐弁の中からいくつか紹介しますね。
1つ目はその「たっすいがーはいかん」
この土佐弁に私が出会ったのは今から20年近く前のこと
人生初のお遍路で高知市内を訪れた際に目に飛び込んできた看板に書かれていたのがコレ。
それはキリンビールの看板でした。どういう意味???となり
その日のお宿に着くなりフロントの方にその意味を聞きました。
「土佐弁で 弱々しい、そんな元気がないようではいけない」と言う意味でした。
- 2つ目は「たまるかー」
これは高知でも比較的多く使われている方言です。
「わぁー」とか「まぁー」とか感嘆詞的に使われるもので、びっくりした時に使います。
ドラマの中でもでもよく登場する土佐弁です。
- 3つ目は「にゃー にゃー ちゅー ちゅー がーがー きーきー」
一見すると、動物の鳴き声にも聞き取れますが、これこそが奥深い土佐弁の
世界です。
竹野内 豊さんが演じる『やなせたかしさんの義理のおじさん役』のセリフによく出てくる「・・・・にゃー」の土佐弁。
例えば「いかん にゃー」は《だめですねー》の意味で柔らかめの表現ですが、
「いかん ちや」となると《だめ!!!》となり強めの言い切り型です。
しかしながら「〇〇にゃー」は男性が使う(男言葉)なんですって!
こんなにも奥深い土佐弁の世界をもう少し広げてみてください↓
https://www.kochinet.ed.jp/osaki-e/hogen/HOUGEN.HTM
土佐弁では人が亡くなったことの敬語的表現として「〇〇さんがみてた」と言うそうで、
この「みてた」は物事を「使い切った」と言う意味です。
なので人は命という「生きる時間」を得て、やがてそれが尽きた(使い切った)時に
「みてた」というわけです。「与えられたいのちを一生懸命に生き切った」という人の死を悼み敬う優しさが感じられます。
私たちの命はごく当たり前で、自分勝手でわがままに生きてしまいがちですが
私たちは尊い命の時間を与えられて生きているんだという風に受け止めると人生がより奥深いものになります。
「たすいがーはいかん!!!」
みなさん元気出して行きましょう!
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