寒風吹く中、自分の怠け心にムチを打ちながら
毎朝の滝行に励む信純です。
気合い入れに滝に打たれてみませんか??
興味ある方はぜひ、信純までお声がけください。
(あえて、うす〜〜〜くしておきますね)
…震えながら一緒に…がんばりましょう!!
さて、今回は「命名」を題材にお話いたします。
“名に命を宿す”、“命に名をつける”
という意味ですが、こんな想いを込めて
「こんな子に育ってほしい」
「願いを込めて」…などなど
いろいろな想いを考えて考えて考えまくって
命名します。
日本にもいろいろな伝統や文化があります。
相撲、歌舞伎、芸能、華道、茶道、仏道、神道…
挙げ出したらキリがありませんが、
それぞれの世界にも命名(襲名)という考え方があります。
よくご存知の歌舞伎界では、市川海老蔵改め
市川團十郎さんですが、このお名前は
歌舞伎の世界でのお名前です。
この方も本名(俗名)は堀越孝俊(ほりこし たかとし)さんです。
力士でいうと、稀勢の里さんは
萩原寛(はぎわら ゆたか)という両親からの想いが
注ぎ込まれた素敵なお名前があります。
私も両親や祖父母からの愛情を一身に受け、
寛朗(ともあき)という名前を拝命しました。
寛(くつろぐ)、朗(ほがらか)という意味で
世知辛い世の中でもゆったりと大きく歩めるように
…との想いを込めて…だそう。
小学生の時から、ゆったりしすぎて宿題の期限も守らず…
名前負けしない性格になりました(笑)
お寺でも命名の機会があります。
そうです!!『戒名(法名)』です。
故人さまのお話をお伺いして、
性格や趣味を聞き取りして、
戒名を授与しています。
その方の今までの歩みとこれからの仏道の歩み。
そのための仏道界でのお名前です。
ただ単に名前を決めました。
というわけではなく、今まで家族や周囲の方に
注がれた想いや愛情などを尊重し、
これから歩まれる仏道の精進を願い、
戒名を授与させていただいています。
故人さまはじめ、ご家族のかたより
「故人に想いを馳せ、故人を思い出すことが
できる素敵なお戒名ありがとうございます!」
と喜んでいただけると私も僧侶冥利に尽きます。
徳純院での戒名は、九字院号で授与いたします。
故人や生前での授与などご相談もいつでも
お受けいたします。
戒名をものすごく遠いものに感じずに、
形式ばったものとせずに
気軽にご相談いただければと思います。
この世も修行、あの世も修行です。
自身の名前の想いに沿って歩めてるでしょうか?
どうぞ今年も残りわずかとなりました。
新しい年に向けて、より一層精進いたしましょう!!
今年最後の信純ひとりごとでした。
また来年もよろしくお願いいたします。
合掌
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