町内清掃は私の○○○

みなさんこんにちは慈観です。
寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
さて今回は私が参加している町内清掃について少しご紹介させていただきます。
私が勤めている東京徳純院の所在地、芝浦一丁目では、月に一度、清掃活動を実施しています。
町会が中心となり、芝浦一丁目にお住まいの方々や職場がある方々が、ボランティアで集まり行っている活動です。
私もお寺の代表として参加させていただいています。

 

私が清掃活動に参加する目的は3つあります。
1.お寺のお客様を含め、この地を訪れる多くの方々をキレイな環境でお迎えするため
2.この地で働かせていただいている感謝と恩返し
そして、もうひとつは!
3.私自身の修行

だと思っています。

 

僧侶の世界では、清掃することを下座行(げざぎょう)と言います。
下座行」とは人より一段低い位置に身を置き、己を磨く修行とされています。
私も、僧侶の修行時代は毎朝「下座行」がありました。
毎日、修行道場内をキレイに雑巾掛けをするのですが、次の日には必ず汚れていました。
当たり前かもしれませんが、修行道場の師匠からはいつもこう言われていました。
「毎日、毎日、雑巾掛けをしてキレイにしているが、次の日にはもう汚れているよな。私たちの心も同じなのだよ。
修行僧として仏様に手を合わせて、その時はいい人になったような気でいるかもしれないが、一旦その場から離れるとすぐ心は汚れてしまう。だから毎日、毎日、道場を清掃して己を磨く修行をするのだ。それが下座行なのだよ。」と。
今でも師匠から言われていたことを大事にしていますが、本当に情けないくらいに自分の心が汚れていくのは早いなと感じています。

町内清掃では、芝浦一丁目をいつもキレイな環境にすると同時に私自身の汚れた心を磨くことでもあります。
これからも町内清掃は私の下座行と心得て頑張っていこうと思います。
みなさんも自分の心を磨きたいけど何をすればよいのかわからないと思った時はぜひ、身の回りの清掃から初めてみてはいかがでしょうか。
次回をお楽しみに

合掌

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

電話・メールでお問い合わせ

03 - 5442 - 1996
(受付時間 9:00 〜 17:00)
FAX 03 - 6435 - 3611