記憶と、忘れると、笑顔の関係

みなさまこんにちは。寺嫁こと三枝です。
すっかり、秋めいてきましたね。とは言え、まだまだ半袖で過ごせる日がほとんどですけどね。
さてさて。
今日は、私の大好きな母について少し書いてみようと思います。
私の母は、いま86歳です。
母は、若い頃からおしゃれも、お化粧も大好きで、いつも綺麗にしていました。私にとっても自慢の母でした。
今でも、歳の割には綺麗だと思います 笑
食べることも大好きで、社交的でおしゃべりも大好きで、とてもよく笑う人という印象です。

現在は、元気な86歳かといえば、元気というわけではないです。
数年前に、アルツハイマー型認知症と診断されました。

アルツハイマー型認知症とは、脳内に異常なたんぱく質が蓄積して神経細胞が壊れ、認知機能が徐々に低下する進行性の病気で、日本の認知症全体の約60〜70%を占める最も多い疾患だそうです。
母の場合、初期のとき直近の出来事を忘れやすく、同じ質問や、同じ話しを何度も繰り返すという感じでした。しかし元気な頃でも豪快な人で、よく私の話しを適当に聞いていたのか、同じ質問を何度もしてきていました。笑
「えー?お母さん聞いたっけ?」と言うもんだから、私も「えー!!この間も言ったやーん!何度言わせるんよー」と笑いながら答えていました。そんな日々がどんどん増えていき、少しずつですが、あれ?おや?おやおや?なんだ?お母さん大丈夫?と感じるようになっていきました。
そんな毎日を過ごす中で、いつも大きな口で笑ってばかりいた母から笑顔が少なくなっていました。
推測でしかありませんが、きっとその当時の母の心境を考えると、思い出せないことが増えていき、焦りや不安な日々を送っていたのではないかと思います。そんな思いが、母から笑顔を無くしていたのかと思うと。
そこから、数年とかからずに父のことや、兄たちのこと、私の顔と名前もわからなくなっていました。
娘の私は、母から忘れられてしまったことがショックなのと、悲しさと寂しさで、泣いてしまいましたが、当の母はというと、不思議なことに、笑顔が戻ってきていました。

母の中の「わからない、思い出せない、たまに思い出す、そしてまた忘れてしまい、私はダメだ。悲しい」そんな思いから解放されたんだと、母の笑顔を見たことでわたしは、気づきました。
そこからは、母が覚えていなくても、私が覚えていればそれでいいじゃないか。と考えるようになりました。
そこから病院にお見舞いに行った時には、最初にかならず「こんにちは。三枝だよ。お母さんの娘だよ。お母さん元気でいてくれてありがとうね」と声をかけています。わからない母は、一瞬びっくりしますが
「あなた、三枝さん?娘さん?」と答えてくれます。母の声で少しでも「三枝」と名前を言ってもらえることが嬉しくてたまらないです。
「お母さん忘れても大丈夫だからね。私が覚えているからね。大丈夫だよ」って声をかけて、病院をあとにします。

かく言う私も、最近物忘れが多い気がします。
芸能人の名前が出てこない、映画のタイトルが思い出せないなど、、忘れん坊な日々です。笑

記憶とは、なんだろう。忘れるとはなんだろう。と考えることが最近多いですが
結論
忘れてしまう不安な日々を考えるより
少しでも楽しく毎日を過ごそう!忘れてしまうかもしれないけれど、かけがえのない時間には変わりない。
1日1日を大切に生きていきたいと思います。
母のように、笑顔で毎日を過ごしていきたい。と感じる秋の夜長でした。笑
皆さんも、過ごしやすくなった秋の夜長を楽しんでくださいね。
長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

寒暖差が激しい日々ですが、みなさまどうぞご自愛くださいませ。
ではまた!

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