10年の実り

本年も宜しくお願い致します。
みなさんは、年末年始いかがお過ごしでしたか?
行動制限がなくなったこともあり、年末年始は人の行き来が活発だったように感じます。
私は年末年始もお勤めでしたが、元日は仕事終わりに近くの神社へ初詣に行ってきました。

さて、おかげさまで私が勤めている東京徳純院は納骨堂を開所して10年目を迎えさせていただきます。
本当にあっという間でしたが、お寺にとって非常に実りある10年だったと感じています。
一番の実りは、徳純院が日々ご参拝にいらっしゃる方々が絶えない場所になったことです。
10年前の納骨堂開所当時、私は少し半信半疑でした。
お寺の外観はビル、屋内の納骨堂、決して有名なお寺でもない。
はたして、どれくらいの方々が納骨してくださるだろうか?
また、納骨後はどれくらいの方々が参拝に来てくださるだろうか?
でも、それは杞憂でした。
実際はこの10年間で非常に多くの方々が徳純院にご納骨をいただきました。
そしてご納骨後は故人様のご親族をはじめ、友人、知人、職場の関係者といった方々が熱心にお寺に来ていただいています。
また回忌法要、毎月の合同供養会、春秋の彼岸供養会、お盆供養会といった行事でも供養灯の申し込みや参加する方々が毎年確実に増加しています。
10年前は今の状況を想像出来ませんでしたが、日々参拝者が絶えない場所になったことを非常に嬉しく思います。
でも、今の状況をつくったのは決して徳純院側ではないと思います。
確かに、お寺側から法要や供養会の案内はさせていただいていますが、最終的には故人様やご先祖様を大事にする皆様お一人お一人の気持ちが無ければ実りにはつながりません。
今の参拝者が絶えない場所をつくったのは紛れもないこの徳純院にご縁をいただいた皆様なのです。
そして、それこそが10年の実りだと強く思います。
これからの10年もどうぞよろしくお願いします。

次回をお楽しみに

合掌

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