新年明けました!よろしくお願いします!!

新年明けました

おめでとうございます。

信純です。

あっという間にもう5日が過ぎようとしています。

皆さまはどんなお正月をお過ごしになりましたか?

 

徳純院では正月三が日の間、

「新春初護摩祈願祭」を厳修して

ご参拝の方や、徳純院にご縁の方々の

無病息災、その他諸々の御祈願を御祈念いたしました。

 

お正月といえば、おせちに、年賀状、新年のご挨拶…

子どもたちにとってはとても楽しみな

お年玉などがあります。

 

お寺でもご参拝の方々には

「新年明けましておめでとうございます」

とご挨拶をするわけですが、

中には昨年、大切なご家族とお別れした方もいらっしゃいます。

その方々はなかなか「おめでとうございます」と

挨拶しにくい、していいのか?など迷いがあったのではないかと思います。

 

 

そこで、日本には年賀状(新年のご挨拶)を失礼するのに

『喪中はがき』という文化があります。

ご家族が亡くなり、喪に服す期間になるため

新年のご挨拶をご無礼しますという内容になります。

この「喪中」(喪に服す期間)ですが、

多くの方が楽しいことは避けなさい

喜んではいけないとお思いなのではないでしょうか?

 

 

上記のことについて、私個人の見解を

今回はお話しさせて頂きたいと思います。

 

「喪中」は先にも述べた通り、喪に服す期間をいいます。

故人を偲ぶ期間と言われますが、

この期間に楽しいことや嬉しいこと、

喜ばしい場面を避けることが多いと思います。

 

結婚式など門出を祝う場面は

「喪中につき欠席します」と

返事が来たのを覚えています。

 

実際、どうなのでしょうか?

私は、ご家族の方が良ければ出席していただいて

ともに喜びを分かち合いたいと思っています。

 

喪中の期間、楽しんだり喜んだりしてはいけないのでしょうか?

故人も家族が暗く生活する姿を望んであるのでしょうか?

 

 

私は、実は違うのでは…??

と思っています。

 

 

残された家族が楽しく笑っている姿、

元気にしている姿を見て、故人は

「なぜ私のことを思って悲しんでいないのか!!」

と思うのでしょうか?

 

 

もし私が亡くなった時、

お浄土から眺めながら…

子どもたちが楽しそうで私も嬉しい!

今日も笑ってて良かった!!

って思うんじゃないかなと思っています。

 

納骨式やご法事にご参拝の方に

お話しすることもありますが、

ご縁いただいた家族が

元気にしてること

楽しそうに過ごしていること

このことがなによりも故人が望んでいること

なのだと思います。

 

喪中は、楽しんではいけない、

喜んではいけない、悲しみに暮れなさい

という意味ではないと思っています。

 

喪に服す ≠ 悲しみに暮れること

喪に服すとは、故人を偲ぶことであり、

悲しみに暮れなさいではない

 

みなさまはいかがでしょうか?

 

楽しいことは素直に楽しんでください。

嬉しいことは率直に喜んでください。

悲しむこともありますが、

必要以上に落ち込み嘆くことは

しなくてもよいのかと…。

 

 

大切なご家族、故人であることには

変わりありません。

せっかくなら故人にも喜んでもらいながら、

落ち込む時には元気づけてもらいましょう!

 

今年もたくさんの泣き笑いがあると思います。

 

故人とともに喜んだり、楽しんだり、

時には悩んだり、涙をながしたり。

一緒に歩んでいきましょう!

 

今年一年間もどうぞよろしくお願い申し上げます。

合掌

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