父への手紙

みなさんこんにちは慈観です。

今もオミクロン株の影響で、まだまだ心配な日々が続きますね。

引き続きご用心ください。

さて今年最初のブログは私が父へ宛てた手紙が、なんと40年近い時を経て発見されたという心温まるお話しです。

先日、遠方にいる姉から連絡があり「私たち兄弟が子供の頃、お父さんへ宛てた手紙が見つかったので送るね」ということでした。

父は17年前に亡くなっていましたので

 

「え!なんで今頃、記憶にございません」状態でした。

 

数日後、姉から手紙が届き読んでみると姉、兄、私、3人がそれぞれの年代で父へ渡していた手紙でした。

 

手紙の内容も3人の性格がよく表れており、姉は優等生、兄はユーモアあり、私は当たり障りなく普通といったところでした。

最大の驚きは、父が私たちの手紙を大事にとってくれていたことでした。

父は優しい一面もありましたが、基本的には厳しく、子供が書いた手紙を大事にとっておくようなタイプではない印象でしたので、驚きでした。

姉に聞くと、手紙は父が普段持っていた小さなボストンバッグから発見されたとのことでした。

今思えば外出する時は小さなボストンバックを持ち運んでいて、南京錠が掛けてあったような気がします。

子供心に、「あのボストンバッグには何が入っとっちゃろうか?」って思っていました。

実はバックの中に私たちの手紙を長年大事に入れてくれていたのです。

「親の心子知らず」を40年近い時を経て思い知らされた気持ちでした。

お寺にお参りに来る方々の中には、「自分がした供養は亡くなった父や母へ届いているだろうか、ご先祖様は憶えているだろうか」と思う時があるかもしれません。

私は「必ず届いており、憶えています」と確信しています。

親にとって子供は何歳になっても大切な存在であることは間違いないからです。

もうすぐ春のお彼岸がやってきます。

お彼岸はご先祖供養と併せて、今生きている私たちも少し心を磨き成長する期間でもあります。

徳純院では3/18〜3/24の期間、春のお彼岸供養会を実施致します。

故人様やご先祖様は、みなさんのことをいつも大切に思っていますよ。

わたしたちもその気持ちに応えて行きましょう!

それでは、次回をお楽しみに

 

合掌

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